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  登場人物  

 

※紹介文は初登場時のもの


主要人物

紅貴(こうき) 15歳
「一応」主人公。一本道でたどり着けるような場所でも迷ってしまう、極度な方向音痴。
一見頼りないが、意志だけは強い、洸国出身の少年。
純粋な赤い髪をもつ。あまり背は高くなく、せいぜい同じ年頃の平均身長くらい。
容姿は、可もなく不可もなく、とくに特徴はないが、親しみやすい印象を持つ。
長袖の白い服に、双竜国では一般的な立襟の上着を着ていることが多い。
上着の色は、髪に合わせた黒っぽい赤で、黒い帯が巻かれている。

壮 白琳(そう はくりん) 21歳
李京一の腕と評される医者。医者の名家、壮家の血を引いている。
腰まで届くか届かないかの長いまっすぐな髪と、黒い瞳を持つ。真珠のような白い肌、切れ長の瞳に長い睫毛。
背は、女性の割に高く、細身。
その美貌は李京一とも言われる。
紫色の花があしらわれた、白い着物を着ていることが多い。

芳 翡翠(ほう ひすい) 21歳
嘉国の武官の最高位、二将軍の地位に就いている青年。
肩よりも長い茶髪は、首の少し下で結ばれている。また、切れ長の、めずらしい翠色の目を持つ。
容姿は整っているが、それと性格が伴っていないと言われることも。
普段は、黒い立襟の服に、上着代わりに、深緑色の着物を羽織り、それを黒い帯で縛っているが、
くつろいでいる時はもっぱら着流しを着ていることが多い。
背は、一般的には低いというほどではないが、武官としては低め

芳 瑠璃(ほう るり) 18歳
翡翠の妹。家業の呉服屋を手伝っている。
しっかりした性格のためか、周りからの評判は良い。
大きな蒼い目が特徴の親しみやすい美人
上は、白に、青い花があしらわれた七分袖の立襟の服。
下は膝より少し長いくらいの、青い布地のものを身に付けていることが多い。

桃華(とうか) 16歳
嘉国の武官の最高位、二将軍の地位に就いている少女。
歳の割には幼い行動が目立つ。
茶髪はお団子にしていることが多いが、解くと、くるくるとしている。大きな瞳は茶色で、美人というよりは愛らしい。
上下でつながった桃色の服は、袖がふんわりと丸く、裾は短めな物を見に付けていることが多い。
背は、歳を考慮しても低め。


嘉の人々

嘉燎 龍孫(かりょう りゅうそん)
嘉国の王。温和な性格で、周りに慕われている
温かな父親のような印象をもたれる。

嘉燎 龍清(かりょう りゅうせい) 16歳
嘉国の王太子。人懐っこい印象をもたれる。年よりも幼く見られがち。


汐 駿(せき しゅん) 21歳
嘉国の精鋭、麒軍に所属する青年。
翡翠の親友でもあり、麒軍の若き天才と呼ばれている。
黒髪黒眼の青年で、背は、武官としても高め。
何かと事件に巻き込まれ、仕事がほぼ年中無休のため、日頃から麒軍の紺色の官服を身に着け、大きな剣を腰に差している。嘉の女官たちの憧れの存在。

蒋 漣(しょう れん) 21歳
嘉の文官の青年。
科挙で三元を取り、文官になったが、同期に駿、同じ年齢の者には白琳と、翡翠がおり、何かと苦労をしている。
武官としての名家の出身だが、あえて武官になることは選ばなかった。


覇玄(はげん)
かつての二将軍。現在は武官を育てる為の施設の講師。女好きの老兵士。桃華と翡翠の学生時代の師でもある。

遥玄(ようげん)
嘉国の鳳軍に所属する武官。桃華の部下だが、どちらかというと保護者といった印象。駿の師であり、覇玄の弟でもある。覇玄とそう歳は変わらないが、見た目は実年齢より遥に若い。

蘭 康莉(らん こうり)
嘉国文官の最高位、宰相の位についている。
若い文官の憧れの的になっている


恵の人々

恵 灑碧(けい さいへき)
恵の皇位継承者だった皇子。幼少時に絶命。人間離れした容姿と力を持ち、周囲から恐れられていた。
死んだ後も恵に災いを呼ぶ存在とされいる。

恵 翡稜(けい ひりょう)
恵の現在の皇。焼けた肌と、鍛えられた腕を持ち、武官のような容貌。

恵 明汐 (けい めいせき)
恵の現在の皇后。凛とした美しさを持っているが、皇后というよりは、冷徹な文官を思わせる。皇女宵汐と、第二皇子、挺明稜の母親であり、灑碧を殺したと噂されている。生まれは恵の華族、月宮家。

恵 陽春(けい ようしゅん)
恵の王妃で、第三皇子。檜悠の母親。恵の華族、光宮家の生まれ。王妃らしく、華やかな印象。

恵 宵汐(けい しょうせき)
恵の皇女。凛とした雰囲気を持つ、綺麗な容貌の持ち主。母親似。茶の髪は父親譲り。

恵 挺明稜(けい ていめいりょう)20歳
恵の第二皇子。灑碧が死んだ後の、王位継承者候補。容姿は父親似。

恵 檜悠(けい かいゆう) 18歳
恵の第三皇子。王位継承者候補。容姿は母親の陽春に似ている。


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